OctopressとGitでブログを作ろう、と思い立ってから1週間。
試行錯誤の末に、ようやくブログが上げられたので、ハマったポイントを紹介してみたいと思います。
インストール環境は、mac OSX Lion + zsh。Xcodeは入ってるところからスタートしました。
記事内で、ちらっとUbuntuでのインストールにも触れます。関係ない人はスルーで。
Octopress導入まで
あまり何もないところから、Octopressを導入するところまでの
手順を、ここにまとめてみます。
大まかに、Octopressインストールまでには、以下のものが必要です。
- Ruby 1.9.2以上(1.9.2そのものがおすすめ)
- Git
オイラのMacに入っていたRubyは1.8.7だったので、
Ruby-1.9.2を別途入れる必要がありました。
コマンドラインでruby --version
と入力して、"1.9.2"と表示されなかった方は、RVMを入れる必要があります。
Rubyのインストール準備
Octopress公式サイトでは、RVMかrbenvで、Rubyをバージョン管理することを勧めています。
ここでは、RVMを使って進めます。
突然ですが、質問です。
あなたのOSはMacですか?
Yesの方は、RVMのインストールに進んで下さい。
Noの方。Linuxをお使いで、Curlが入っていない方は、Curlをインストールしないといけません。
Curlのインストール
Ubuntuの場合は、以下のコマンドでcURLをインストールします。
sudo apt-get install libcurl-dev
以上。
RVMのインストール
次に、どなたさまもこのコマンドを、ターミナルで実行します。ディレクトリは、初期状態で構いません。
bash -s stable < <(curl -s https://raw.github.com/wayneeseguin/rvm/master/binscripts/rvm-installer)
ここから、シェルに何を使っているかで、二手に分かれます。
何のことかわからない方は、最初の道を選んでください。あなたはbash組です。
1. bashを使っている方、何のこと?の方
以下のコードを、ターミナルで実行します。
echo '[[ -s "$HOME/.rvm/scripts/rvm" ]] && . "$HOME/.rvm/scripts/rvm" # Load RVM function' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
2. zshを使っている方
オイラも、今回を機にzshデビューしました。このコードをどうぞ。
echo '[[ -s $HOME/.rvm/scripts/rvm ]] && source $HOME/.rvm/scripts/rvm' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc`
これで、Rubyを入れる準備ができました。まだ先は長いです。
でもげっそりしないで下さいね。
ひとつひとつは大した事じゃないです。うまくいけば・・・
GCCのインストール
オイラがインストールを試した中で、一番のポイントは、このGCCでした。
公式サイトにも載ってない落とし穴なので、注意して読んで下さい。
シチュエーション別に解説します。
1. Macの方
また質問ですが、あなたのOSはLionですか?
Noの方は、ここでは何もしなくていいです。RVMのインストールに進みます。
Yesの方は、ここ(→GCC-10.7.pkg )からインストーラをダウンロードして実行します。
そして環境変数CCをシェルのプロファイルに書き込みます。
例によって、どちらのシェルを使っているかで、手順が分かれます。
bashの方+なんだか分からない方
export CC=/usr/bin/gcc-4.2
を、~/.bash_profileに追記し(ファイルがなければ作る)、ターミナルを再起動します。
こんなふうにコマンドで打つと、勝手にファイルを開くか作って書いてくれます。
echo "export CC=/usr/bin/gcc-4.2" >> ~/.bash_profile
zshの方
zshの方は、ファイル名が違います。
export CC=/usr/bin/gcc-4.2
を、~/.zprofile
に追記してください。
参考資料:
MacOSX LionでのRubyの扱い方、またはllvm-gccについて
FIX for Lion's posix_spawn_ext.bundle: [BUG] Segmentation fault
Ubuntuの方
UbuntuではGCCが入ってないので、build-essentialというライブラリをapt-getして下さい。
詳しくはリンク先:thincaさんのページを参照。
参考資料:
Ubuntu のデフォルトでは gcc でコンパイルできないので build-essential を入れておく
詳しくないので、その他のディストリビューションの事はわかりません。
Rubyのインストール
やっとここまで来ました。 ここからは、手順としてはもう少しです。 PCに頑張ってもらう感じになります。
Rubyをインストールします。 今回必要なライブラリは1.9.2です。 新し過ぎても面倒がある感じなので、スバリ1.9.2そのものをおすすめします。
rvm install 1.9.2 && rvm use 1.9.2
rvm rubygems latest
このコマンドで、Rubyのソースコードをダウンロードしながら、
自動的にコンパイルします。ここでさっきのGCCを使うんです。
けっこう時間がかかります。
Gitのインストール
Gitのインストールは、brew install git
とかやってください。
Ubuntuの方は、sudo apt-get install git-core
です。
参考資料:
MacにHomebrewをインストールする(ついでにGitも せっかちな人のための git 入門 – githubt をインストールし、共同で開発できる環境を整えるまで : 僕は発展途上技術者 最速で Git を Mac にインストールして基本的なコマンドを使う方法
次回
次回は、いよいよOctopressをインストールします。