電気羊の執務室

魔法を作る仕事をしています。

ゲストubuntuに、VMware-Toolsをインストールする

ゲストOSの仮想サーバーへ、ホストOSからssh接続するために、
公開鍵を渡します。
今回は、ホストの共有フォルダ経由でファイルを渡します。

ホストOSの共有フォルダを使うには、VMware-Toolsが必要です。
VMwareToolsをインストールする方法を解説します。

VMWare Toolsの導入

  1. VMware-Toolsの仮想CDを挿入
  2. カーネルの番号を確認する
  3. カーネルヘッダーをインストールする
  4. VMware-Toolsをインストールする

VMwareToolsの仮想CDを挿入

VMwareFusionのメニューから、『仮想マシン->VMWareToolsのインストール』を選択します。
その後、以下のように仮想CDをマウントします。

$ sudo mkdir -p /mnt/cdrom
$ sudo mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
> mount: block device /dev/sr0 is write-protected, mounting read-only

ここでインストールを行うと、失敗します。

tar xzvf /mnt/cdrom/VMwareTools-8.8.4-730257.tar.gz 
cd ./vmware-tools-distrib/
sudo ./vmware-install.pl 

...

Searching for a valid kernel header path...
The path "" is not valid.
Would you like to change it? [yes] 

カーネルヘッダーがないとだめだそうです。

カーネルのバージョンを確認する

メニューから、『仮想マシン->設定->ネットワークアダプタ』を選択し、
ネットワークにブリッジ接続を指定します。

カーネルのバージョンを確認し、適切なヘッダーを取得します。

uname -a

`linux 3.2.0-24-virtual #39-ubuntu SMP Mon May 21 18:44:18 UTC 2012 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux`  

このカーネルバージョンは、3.2.0-24-virtual だということがわかりました。

ヘッダーファイルをインストールする

ヘッダーファイルをインストールします。

sudo apt-get install linux-headers-3.2.0-24-virtual

バージョンのないヘッダーファイル(linux-headers-virtual)も存在しますが、
自分の環境では、サーバー接続エラー(404)が発生して、
インストールが成功しませんでした。

VMware-Toolsをインストールする

もう一度、VMware-Toolsをインストールします。

sudo ./vmware-install.pl -d

Searching for a valid kernel header path...
Detected the kernel headers at "/lib/modules/3.2.0-24-virtual/build/include".
The path "/lib/modules/3.2.0-24-virtual/build/include" appears 
to be a valid path to the 3.2.0-virtual kernel headers.
Would you like to change it? [no]

今度は、カーネルヘッダーを認識しているようです。 正しくVMware-Toolsがインストールされました。

おわりに

これをちゃんと読む人はとても少ないはずですが、 いるとすれば、とても困っている方でしょう。

この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいものですね。

ちなみに・・・本当は、ゲストOSにsmbclientを入れれば
ホストOSの共有フォルダにアクセスできると思うのですが、
設定がうまくいかず、今回はあきらめました。

参考資料

CentOS 5.5 x86 に VMware Tools をインストールする
http://d.hatena.ne.jp/yohei-a/20101222/1293051179

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